この記事は、こんな人におすすめ!
・高級キーボード「HHKB」が気になる
・Macユーザーは使えるの?
このような疑問にお答えします。
- HHKB Professional HYBRID Type-Sとは
- HHKBの良いところ
- HHKBの悪いところ
- HHKBを買う前に知っておきたいこと
ついに、HHKB Professional HYBRID Type-S(以下HHKB)を購入しました。
ずっと気になってはいたんですが、キー配列が心配でずっと迷っていました。
結果、買ってよかった。
今回の記事は、Apple純正のMagic Keyboardから、乗り換えを検討している人向けになります。
私と同じMacユーザーで、購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
それでは、どうぞ!
HHKB Professional HYBRID Type-Sとは
HHKB(Happy Hacking Keyboard)は、高級キーボードです。
20年以上売れ続けているキーボードで、専門誌にはよく登場する有名なキーボード。大手家電量販店でも「高級キーボード」コーナーに陳列されています。
今回は「HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨」を購入しました(約3万5,000円)
配列は、Apple純正のMagic Keyboard(日本語)を使っていたので、日本語配列を選びました。
本体カラーは墨(艶なし黒色)で、キーの刻印も目立たないデザインです。英語配列モデルには、無刻印もあります。
HHKBは、「静電容量無接点方式」のキースイッチを採用しており、キーを最後まで押し込まなくでも入力されます。
長時間のタイピングでも疲れにくいところが魅力です。
正直、35,000円は高いです。
>>現在の価格を確認する
なので、あまりキーボードを使わない人にはおすすめしません。
しかし、文章やプログラムをたくさん書く人なら、一度試してほしいです。作業効率が格段にアップし、さらに手首の負担まで抑えられます。
時間と健康をお金に換算すれば、すぐに35,000円分のもとが取れるでしょう。
と、前置きが長くなりましたが、
Apple純正のMagic KeyboardからHHKBに乗り換え、1ヶ月使い続けた感想を書きます。
良いところと、気になるところも正直に…
HHKBの良いところ
よかったところ。
最高の打鍵感!例えるならコンビニにあるアレ
HHKBの特徴といえば、打鍵感。
指の重さで自然にキーを押せる感じ。かといって重すぎることもないので、長時間のタイピングも大丈夫そう。
キーのストロークは深いが、最後まで押し込まなくてもキー入力される「静電容量無接点方式」は素晴らしい。また、押し込んだ時のキーの反発がちょうど良いので、無駄な力がいらない設計がされているのは驚く。
まずは、動画で音を聞いてほしい。
Apple純正Magic Keyboardは、キーを最後まで押し込んで入力するので、夕方には指が疲れてきます。
これまで、他にも人気キーボードを使って疲労を感じましたが、HHKBは疲労を感じません。
キーボードって、不満があっても我慢して 使い続けちゃうんですよね。
打鍵感なんて必要?という気持ちもよくわかります。
実は、みなさんも既に味わったことあるはずです。
コンビニATMの暗証番号のキーボードです。
あの感じって、他にないですよね。
しっかり押せるし、反発もあって気持ちがいい。
HHKBと同じ「静電容量無接点方式」を採用しており、HHKBの打鍵感に近いです。
文章やプログラム入力で使えたら良いなと思えるはずです。
証番号の早打ち気持ちいい
高級キーボードなのに無線
高級キーボードは、有線接続が主流です。
有名どころでいえば、東プレやFILCOですが、すべて有線です。
HHKBは無線(Bluetooth)または有線(USB-C)でも使用できます。机上をスッキリさせたい人は無線ですよね。
ワイヤレスは嬉しい
コンパクト
小さくて机がスッキリします。
これまで、Apple純正Magic Keyboard(テンキー付き)を使っていましたが、マウスの位置が遠くて困っていました。マウスが近くに配置できるので、これも疲れが軽減できますね。
トラックパッドも使いやすい
渋いキー刻印
本体カラーは墨を選びました。
ツヤのないマットな色合いです。
キートップの刻印も黒で、ぱっと見では読めませんね。コレがまた渋くてカッコ良い。
大人のキーボードって感じ♪
HHKBの悪いところ
悪いところも、正直に。
キー配列に慣れるまでは時間が必要
どのキーボードでも言える話ですが、慣れるまで時間がかかります。
HHKBのキー配列は特殊と言われますが、大したことはないです。
Macユーザーとしては、「for Mac」と書かれていないキーボードってちょっと不安ですよね。
不安を払拭できるように、実際にApple純正Magic Keyboardから乗り換えて苦労した点をまとめます。
- Commandキーが小さい
- CommandキーとOptionキーが逆
- スペースキーが小さい
Commandキーが小さい
Macユーザーの心配は、commandキーじゃないですか?
Apple純正Magic Keyboardは、commandキーが少し大きめに作られているのに対し、HHKBはcommandキーが少し小さいです。
これは手が覚えるまでに時間がかかりました。慣れるまではストレスですね。
ただし、どのキーボードでも慣れるまでは、よくある話。
これは時間が解決してくれる♪
CommandキーとOptionキーが逆
これまた困りました。
Apple純正Magic Keyboardと位置が逆です。
ショートカットは大抵「commandキー + 他のキー」なので、間違えやすいです。
スペースキーが小さい
Apple純正Magic Keyboardよりスペースキーが小さいです。
スペースキーを押すのは問題ないのですが、日本語入力する際に押す「英数キー」「かなキー」の押し間違いが発生します。上の「C」「M」キーとの縦関係が変わるので、違和感があります。
キー配列は特殊だけど、カスタマイズもできるよ
裏のボタンで、Mac向けに設定できる
先ほど述べたMacユーザーの違和感は、簡単に直せます。
キーボード裏にボタンがあります。
ボタンが6個あり、ボタン1をONにするだけでMac用の配列に変更できます。
付属の説明書にも説明があります。他にもカスタマイズができそうです。
物理的なスイッチという点が特徴ですね。
このカスタマイズでMacユーザも安心して使えます
肘置きがあったほうが良い
Apple純正Magic Keyboardでは気にならなかったのですが、肘置きが欲しいです。
HHKBは高さがあるので、手首が浮いた状態でタイピングをすることになります。
作業が長時間になると、どうしても手首が疲れてしまいます。ひどくなると、肘が腱鞘炎(けんしょうえん)になる場合もあります。
キーボード本体が小さくで嬉しかったのですが、肘置きを置いたら結局・・・
健康第一なので、こちらのパームレストを購入しました。
人生初めてのパームレストですが、快適ですね
HHKBを買う前に知っておきたいこと
その他に、HHKBユーザーからしたら当たり前だけど、
はじめて買ってみたら「え?」と思いそうなこと。
試し打ちは、大型家電量販店で
打鍵感をお試ししたい方は、大型家電量販店へ行ってください。
地方の小さな家電量販店、ショッピングモールの中の家電量販店にはありません。
大型店には、高級キーボードコーナーがあり、東プレやFILCOとHHKBを試し打ちできました。
やっぱり相性があるので、試し打ちは必須かと。
買う前に試してください
単三電池で駆動します
HHKBは、バッテリーが内蔵されていません。
したがって、無線接続の場合は単三電池2本で動きます。
充電はできません
カフェやリモート会議ではちょっとうるさい
打鍵感がある反面、少し音が大きいです。
例えば、カフェなんかでは少し目立ってしまうかも。
リモート会議のメモとりでも、マイクが音を拾ってしまうかもしれません。
音が少し気になるかな
バックライトはない
ゲーマーの方はバックライトを好みますが、HHKBにはありません。
刻印もほぼ見えないので、暗い部屋では手の感覚頼みです。
まとめ
Apple純正のMagic Keyboardから、HHKB Professional HYBRID Type-Sへ乗り換えました。
私と同じMacユーザーで、購入を迷っている方の参考になれば嬉しいです。
結果、買ってよかった。
・Macユーザーでも問題なく使用できる
・Mac用のカスタマイズを推奨
・さすがの打鍵感。まずは試し打ちをおすすめ