ハンドドリップに必須のアイテム「コーヒーミル」。
自宅での使用はもちろん、近年ではキャンプなどのアウトドアに持参して外で楽しむ方も増えてきています。
ただし、たくさん種類があり、どれを選べばよいのか迷いがちです。
本記事では、コーヒーミルの選び方とおすすめのコーヒーミルを紹介します。ではどうぞ!
筆者情報
- 愛知県に生まれて30年
- かなりの深煎り顔
- コーヒー年間1,000杯
- カフェ検索サイト運営
- 執筆記事数600本以上
コーヒーミルの選び方
コーヒーミルの選び方のポイントを紹介します。
コーヒーミルを選ぶポイント
- 手動か自動で選ぶ
- 刃の素材で選ぶ
- 豆の挽き方で選ぶ
手動か自動で選ぶ
コーヒーミルの種類は大きく、手動式・自動式の2つに分けられます。
手動式
自分でハンドルを回して、豆を挽く手動式。
豆の感触を感じ、香りに包まれながら、スローなコーヒーライフが楽しめます。
コンパクトなものが多く、アウトドアやキャンプで使う人には、手動式がおすすめ。
自動式
モータの力で自動で挽く自動式。
力や時間をかけずに、たくさんのコーヒー豆を挽くことができるのがメリット。
電源が必要かつ大きいので、持ち運びには不向き。
刃の素材で選ぶ
コーヒーミルの刃に用いられている素材は主にステンレス・金属・セラミックの3種類。
刃の種類によってそれぞれ特徴が異なります。
ステンレス刃
耐久性があり、経年劣化がほとんどないこと、熱伝導率が低いことが特徴です。
さらに、水洗いができるため、お手入れが楽に行えるのもメリットとして挙げられます。
金属刃
切れ味がよく豆がスムーズに挽けるものの、豆に金属臭が移ってしまうことがあること、経年劣化に注意が必要。
セラミック刃
金属刃よりやや切れ味が劣るものの、経年劣化がほとんどない。
水洗いできるので、ステンレス刃と金属刃のいいとこ取りをした感じ。
豆の挽き方で選ぶ
どんな飲み方をしたいかで、豆の挽き具合を調整します。
>>参考 豆の挽き具合とおすすめの飲み方
ペーパードリップなら「プロペラ式」
中挽きや中細挽きにしたいなら、「プロペラ式」がおすすめ。
プロペラ式は、カッターを高速回転させることで、短時間で挽けるのがメリット。また、プロペラ式にはステンレス刃を採用したモデルが多く、お手入れがしやすいのもポイント。
デメリットは、摩擦熱が発生しやすく、コーヒー豆を傷める可能性がある点です。
エスプレッソや水出しコーヒーなら「カット式」「臼式」
細挽きや極細挽きにするなら「カット式」「臼式」のモデルがおすすめ。
カット式は細かい刃でコーヒー豆を挟み、回転してカットするのが特徴で、据え置き型の本格的な電動ミルに多く採用されています。
臼式は円錐形の刃がコーヒー豆を砕いてすりつぶすのが特徴。「コニカル式」や「コーン式」と呼ばれることもあります。摩擦熱が少ないので、コーヒー豆を傷めにくい点や、挽目が均一に仕上がりやすい点が魅力です。
「手動式」コーヒーミルのおすすめ10選
ハリオ(HARIO) コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1TB
臼部分を分解し、水洗いできる手動式のコーヒーミル。メンテナンスが簡単に行えるためコーヒーの粉が残りにくいのが魅力です。なお、挽き目の設定は調節つまみを回すだけで行えます。
刃部にはセラミック製の臼を採用。経年劣化がほとんどないので長く愛用できることや、摩擦熱が生じにくくコーヒー豆のダメージを最小限にできる点が特徴です。
約400gと軽量なので、アウトドアシーンでも活躍するおすすめのアイテムです。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 24g (約2杯分) |
HARIO(ハリオ) コーヒーミル ブラック セラミック スケルトン MSCS-2B
臼はセラミック、金属部はステンレスを使用しており、分解し水洗いできる手動式のコーヒーミル。
セラミック製は、金属製と異なり、切れ味が良く錆びにくい点が特徴。
容量は100gと、手動式の中では大容量。蓋をすればコーヒー粉の保存容器になるので、たくさんコーヒーを淹れる方にはぜひおすすめしたい。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 100g (約8杯分) |
カリタ Kalita コーヒーミル 手挽き クラシックミル #42003
インテリアにこだわりたい人に人気な、クラシックシリーズ。
キッチン周りをウッド(木)で揃えたい人は、周りに馴染むデザインのこちらがおすすめ。
硬質鋳鉄製の臼歯を使用し、切れ味長持ちで、一生モノのコーヒーミル。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | 金属 |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 45g (約4杯分) |
カリタ(Kalita) コーヒーミル 手挽き KH-3AM #42188
硬質鋳鉄製臼歯使用の手挽きコーヒーミル。
切れ味長持ちで、使い勝手が良いのが特徴。
クラシックミルと同等の性能をもちながら、安価&コンパクトなので、初心者の方にはおすすめ。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | 金属 |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 55g (約5杯分) |
CAPTAIN STAG 18-8ステンレス ハンディー コーヒーミル S(セラミック刃) UW-3501
アウトドアメーカが作った手動式コーヒーミル。
重さわずか219gと軽量で、キャンプでも邪魔にならないサイズ感です。
セラミック刃で金属臭がせず、コーヒー豆の本来の香りを楽しめます。豆容量は17g。こだわりの粗さ調節でお好みのコーヒー豆を挽いてみてください。持ち手から細部まで力が逃げないようこだわり抜いた日本製のコーヒーミル。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 17g (約1.5杯分) |
カリタ コーヒーミル 手挽き ブラウン KH-10 BR
硬質鋳鉄製臼歯使用の手挽きコーヒーミル。
切れ味長持ちで、使い勝手が良いのが特徴。
クラシックミルと同等の性能をもちながら、安価&コンパクトなので、初心者の方にはおすすめ。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | 金属 |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 30g (約3杯分) |
TIMEMOREタイムモア コーヒーミル C2 手挽きコーヒーグラインダー
高精度切削加工によって得られた刃により、均一な粒度の粉にします。
均一性の高い粒度により、コーヒーの特徴となる成分をバランス良く、そして透明感が高く抽出できます。
ダイヤルのクリックにより粒度を36段階で調節でき、ハンドドリップ (プアオーバー)、フレンチプレス、エスプレッソなど様々なコーヒーを楽しめます。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 20g (約2杯分) |
ポーレックス コーヒーミル2
セラミック製品づくりに定評のあるジャパンポーレックス社が製造するコーヒーミル。
セラミックを使用することで、金属臭がでずコーヒーそのものの味と香りを楽しむことができます。セラミックは錆びることもなく丸ごと水洗いが可能なので衛生的。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 30g (約3杯分) |
HARIO (ハリオ) 手挽き コーヒーミル ドーム MCD-2
セラミック刃の小ぶりな手動式コーヒーミル。
セラミック製の臼は摩擦熱が発生しにくく、熱によるコーヒー粉へのダメージを防ぐ、風味豊かなコーヒーが楽しめます。
温もりある木製の本体がインテリアとも馴染みます。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 35g (約3杯分) |
コマンダンテ Comandante C40 MK3 ニトロブレード
ドイツ製のプロ用ハンドミル。
日本では、コーヒー専門店のみで販売されており、数が少なく手に入りにくいモデル。
特徴は、粒度の均一性によって旨味と香りを引き出す点。雑味は一切なく、コーヒー豆の良さを存分に発揮したい方にぜひおすすめしたい。良い豆は、良いミルで挽くべき。
カシの木で作られたハンドルは、使っていくうちに味が出てくるのも愛着が湧く。
詳細情報
手動/自動 | 手動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 24g (約2杯分) |
「自動式」コーヒーミルのおすすめ10選
HARIO (ハリオ) スマートG電動ハンディーコーヒーグラインダー
浅煎りの硬い豆にも負けないパワーを持つモーターが、これまでの手挽きコーヒーミルの手間と時間を解消!
また、リチウムイオン蓄電池式でコンパクトなサイズなので持ち運びも可能なため、好きな場所で挽きたての香りとコーヒーの香りを愉しめる。(3時間充電でコーヒー豆20gを約25回挽ける)
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | 臼 コニカル式 |
容量 | コーヒー粉 24g (約2杯分) |
[山善] 電動ミル コーヒーミル 100g ブラック YCMB-150(B)
ハイパワーのステンレスカッターで、かんたんにコーヒー粉にできる。
好みの粗さに設定でき、ふたをセットしスイッチを押すだけの簡単操作。ふたをしないと、運転しない安全性能も完備しているのも、嬉しいポイント。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 100g (約10杯分) |
Melitta(メリタ) 電動 コーヒーミル ブラック ECG62-1B
スイッチを押すだけの簡単コーヒーグラインダー。
一度に70gまで挽く事が可能で4杯分(約40g)なら15秒程度で、レギュラーコーヒー用まで挽く事が可能です。
自動ミルの入門として、コーヒーセミナーで紹介されるほどですよ。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 70g (約6杯分) |
Delimo 電動コーヒーミル コーヒーグラインダー コーヒーミル
- 【30秒で挽きたての1杯を】手動だとどうしても手が疲れてしまうコーヒーミル。電動コーヒーミルなら手が疲れることなく30秒でひきたてのコーヒーを楽しめます。
- ☕️【ボタン1つの簡単操作】ボタン1つのシンプル設計で、使い方カンタン。どなたでも楽に操作できます。☕️電動ミルのフタを閉めてボタンを押している間だけ稼働するので、手を傷つける心配がありません。 コンパクトかつシンプルなデザインでプレゼントにもおすすめです。
- ☕️【家族分も1度に挽ける】4杯分を挽けるので、家族分もいっぺんに(1人前12gで計算)。朝の忙しい時間帯でもご家庭で簡単にコーヒータイムを。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 50g (約4杯分) |
デロンギ(DeLonghi)カッター式電動コーヒーグラインダー 粗挽き~中細挽き KG200J 黒
本体上部のふた部分をプッシュする簡単操作でコーヒー豆を挽くことが出来るカッター式のエントリーモデル。
簡単操作で手軽に均一な粒度にコーヒー豆を挽くことができます
容量が大きめのホッパーで一度に9杯分のコーヒー豆が挽けます。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 90g (約7杯分) |
コーヒーミル COSORI 電動ミル 2年品質保証 CCG-U021-WJP
ハイパワーモーターを搭載。1分間に31000回の高速回転で、たった10秒でコーヒー豆が挽き上がります!
【様々な用途に使える2種の刃】
1枚刃ではコーヒー豆だけでなく、黄大豆、ピーナッツ、八角、唐辛子、胡椒、山椒、香辛料など様々な食材を挽けます。さらに2枚刃にすればニンニク、タマネギ、キャベツのような水分を含んだ食品にも対応。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 70g (約5杯分) |
BRUNO 電動ミルコーヒーメーカー BOE080
ドリッパーとカップが一体になったミル。
USB充電式で、フル充電で15回程度可能。
付属の真空二重構造カップは、保温保冷機能あり。
保温効力:39度以上(6時間)
保冷効力:12度以下(6時間)
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | プロペラ |
容量 | コーヒー粉 15g (約1杯分) |
HARIO ハリオ V60 電動コーヒーグラインダーコンパクト EVC-8B
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | 臼 |
容量 | コーヒー粉 100g (約8杯分) |
カリタ Kalita コーヒーミル グラインダー ネクストG2
切り刻むように豆を挽くカット刃と、低速モーター。これにより、豆が均一にカットされ、摩擦熱による風味の劣化を抑えるカリタの電動ミル。モーター回転数を従来品の50%まで低減。本来の風味と、安定した粒の粒度(メッシュ)をさらに保ちます。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | セラミック |
豆の挽き方 | カット |
容量 | コーヒー粉 60g (約5杯分) |
カリタ ナイスカットG プレミアムブラウン
大人気のナイスカットGが性能はそのままに、使いやすくなってリニューアル!
機能美を思わせるシックなデザインは、業務用としてだけでなくご家庭でも大好評。
近年のカリタ製品は、キッチンに置きたくなるようなデザイン性を追求した商品が多く、機能以外の魅力も高まっています。
詳細情報
手動/自動 | 自動 |
カッター材質 | ステンレス |
豆の挽き方 | カット |
容量 | コーヒー粉 50g (約4杯分) |
みなさんのおすすめがあれば、コメントにて教えてください♪
まとめ:お気に入りのコーヒーミルで、楽しいコーヒーライフを
コーヒーミルの選び方とおすすめのコーヒーミルを紹介しました。
ポイント
・コーヒーミルを選ぶポイントを紹介
・手動式は、軽いので持ち運びにおすすめ
・自動式は、たくさん早く挽きたい人におすすめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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